ぱーぷるわんこ

好きなものを好きなだけ。

足りないピース

PAGESコンに、行ってきました。

エコパアリーナ、スタンド2列、かなり近くでセクゾちゃんたちが見れました。
アルバムの予習もなんとか間に合ったし、すごく楽しかった。
ただ、なんだろう…なんかふっとどうしても、物足りないな、という気持ちがあって。
数日前のSixTONESライブが楽しすぎたからか?とか一瞬思ったんだけど違って。ああ一人足りないんだな、ってはじめて心から実感した。
4人のフォーメーションは綺麗で、歌割りも5よりは4のほうがわかりやすくて、ダンスも昔よりずっと揃うようになったし、ふまけんの絡みもあって、不満なんて何もないはずで、ただなんだろう、‬聡ちゃんがただそこにいるだけでときめいていた感覚に、はじめて気付いた。
言葉では言い表せない感覚。強いて言うならエモい、かな。聡ちゃんがいるとエモさを感じる。そんなことに、ライブに行って今更はじめて気付いた。

わたしがセクゾちゃんを好きな理由はふまけんシンメなんだけれど、そこに聡ちゃんがいないだけで、ふまけんの絡みがいくらあっても、バランスが崩れたような気分になった。

聡ちゃんの抜けた4人は、ひどく綺麗だった。4って、綺麗な数なんだなあと思う。だいたいの音楽は4の倍数拍子でできているし、会場は四角でステージも四角だ。髪の色も赤黄茶黒でとても見分けがつきやすくて、きっとはじめてSexy Zoneを見た人は4人のSexy Zoneを完成形のように思うだろう。
でも、違う。4人のSexy Zoneは、ぜんぜん違った。
わたしがセクゾちゃんをはじめて見たときに感じた、あの衝撃的な感動。ひどく惹き付けられる、ただずっと見ていたい感覚。あの感覚は、聡ちゃんがいてこそなんだなと、心の底から実感した。

思えば、はじめて彼らに生で会ったのは握手会で。
「紫のピアスをしてる人」だったかな。ファンから該当の人を探しに来て、ステージに連れていく役が聡マリだった。わたしのほうに来たのは聡ちゃんで、わたしも紫のピアスをしていたのでかなりアピールして、結局他の人を先に連れていかれてしまったのだけれど。落胆するどころじゃないぐらい、聡ちゃんがものすごくかっこよかったのを覚えている。もう、ひたすらかっこよかった。たしかあれはイケ化、と呼ばれ始めたころで、もうひたすら、ひたすら聡ちゃんのかっこよさにびっくりした覚えがある。正直なところ、その直後にあった全員との握手会よりも、近くを小走りで抜けていく聡ちゃんのかっこよさのほうが、今も鮮明に脳裏に焼き付いている。

聡ちゃんの良さ自体が、テレビや画面を通すより、生のほうが伝わるのかもしれないなあと思う。
考えてみれば、前にライブに行ったあとも聡ちゃんイケメンだった、ばっかり言っていた気がする…。
聡ちゃんのよさって言葉では言い表しづらいのだけれど、きっと、Sexy Zoneのエモさが彼に詰まっている。聡ちゃんの芸術的なところがそうさせるのかもしれないし、単にもう生で見る聡ちゃんのオーラがすごいだけなのかもしれないけど、生で会うとき、いつも聡ちゃんのおかげでたくさんのときめきをもらっている気がする。

4人のSexy Zoneはとても、とても綺麗だったけれど、何かが物足りなかった。
聡ちゃんがいないんだなと思って、ピースのかけた4人、として見たら、とても、とても心に刺さるパフォーマンスになっていた。
エモい、を目指したという風磨はこれを計算していたんだろうか。どこにも5人のパフォーマンスはないのに、5人を感じることで完成する4人のパフォーマンスを。
なんて、わたしが勝手に感じただけなのだろうけれど。

4人で写った写真を撮っている誰かが、4人に駆け寄っていくシーン。アルバムのページに、いま聡ちゃんはいなくても、そこに聡ちゃんがいること。5人の音色を、と言ってくれたこと。その想いが、聡ちゃんを救うといいなと思う。
ゆっくり休んでほしいし、しっかり治してほしいし、それでも、聡ちゃんのいない景色がこんなにも足りなかったから。ちゃんと帰ってきてね、とひたすら願う。

聡ちゃんのことが発表されたとき、セクゾちゃんのメンバー愛を疑ったことはこれっぽっちもなかったけれど、ちゃんと語り合えてなかったのかな、とはちょっとだけ思った。
いや、話し合いはたくさんしているだろうと思うんだけれど。本音が言えていない訳でもないと思うんだけれど。ただ、マリウスはまだ未成年だし、酒を言い訳にしないとできない話もたくさんあると思う。
聡ちゃんの病気は誰かのせいなんかでは絶対ないし、強いて言うなら聡ちゃんにプレッシャーを感じさせてしまった世間が一番悪いと思っているけれど、ただ、それでも聡ちゃんの心が悲鳴をあげる前に、誰かが大丈夫だよ、ってフォローできれば和らいだのではないかなとも思う。
いま、おやすみすることについては、個人的にはよかったと思っているけれど、今後復帰してやっていくときに、聡ちゃんが表に立ちながら休める場所は絶対必要で。できることならそれがメンバーであってほしいなあと思うし、そのためには、しっかりメンバー内でいろんなことをさらけ出し合ってほしいなと思う。
メンバーが、どんなことを思っているのか。メンバーが、どんなことに苦しんでいるのか。メンバーが、どんな風になりたいと思っているのか。それを、馬鹿にせず、真剣に、受け止めてほしい。そのために、腹割って、泣きながらグループの未来について語り合ってほしい。
何かに向けての話し合いとかじゃなくて。ただ、5人の未来について、どろどろもぐちゃぐちゃも全部全部さらけ出して、ただただ、本音にまみれてほしい。
そうしたら、きっと、Sexy Zoneは最強で最高のアイドルになると思うんだよね。それは、半ば確信のような。

Sexy Zoneは5人でなければいけないと、奇しくも4人のライブで思い知った。
4人が、聡ちゃんを愛していると、5人のSexy Zoneを大事に大事にしていると、4人のライブでひしひしと感じた。
ファンと一緒に幸せになりたい、きっと5人の目指す道は同じで。
あとは、5人の歩幅が揃うだけ。誰も置いていかないで、誰も先走ったりしないで、5人で進んでほしい。

いつか聡ちゃんが戻ってきたときに、5人の完成形のSexy Zoneで、アルバムを埋め尽くすことができますように。