ぱーぷるわんこ

好きなものを好きなだけ。

これからのSexy Zone

カラフルEYESが発売されたころ、友人に「さくはちゃんの言ってたとおりになったよ!」と言われました。
言われてみて、ブログを読み返せば、確かに言っていました。

せくぞんちゃんのデビューは2011年。卯年です。
そしてその直後、2012,13年と辰年巳年がくるわけですね。つまり、健人風磨勝利が天中殺でした。
今年2014年と、来年2015年は午年未年ということで、マリが現在天中殺です。
ということは、2011年を逃すと次は2016年まで誰かが天中殺がかぶっているという状態だったわけで、この5人のデビューということを考えると、2011年の11月というのは最後のタイミングだったのかなあと思います。
ただ、デビュー直後に、センターの勝利と唯一経験があったふまけんの3人が一気に天中殺に入るんですよね。出だしでこけたのはそういうことかなあと思ったりします。ただ、デビュー直後は本当に新しいことばっかりだったはずで。あまりガッと新しいことを始めすぎても身につかない可能性が高いので、地道にやっていたのは悪いことではないんじゃないかなと思います。
そして2014年2月(旧暦で数えます)に上3人の天中殺があけるわけですが、ここでセクチャンがはじまるんですよね。午年に入ってるので入れ替わりにマリが天中殺に入るわけですが、バラエティということも考えると、上3人が天中殺のときに新しいことを始めなくてよかったな、とか思ったりします(笑)
新しいことを始めるのに不向きな天中殺なので、3人の天中殺中に始めた格差戦法、マリの天中殺中に始めたメンバー入れ替え制はやっぱり続かないんじゃないかなあ…と思います。思いたい、というのが大きいので、多分いいようには解釈してますが。

格差戦法の終わりは、2015年12月、あたりになるのかな。
つまり、未年の終わりです。
上3人の天中殺中に始めた格差戦法、マリの天中殺中に始めたメンバー入れ替え制。ちゃんとメンバーの天中殺中に終了しましたね。
セクチャンも、ものすごく好評だったので、長く続くかなと思っていたのですが、終わりはどうやら2015年3月の東北ツアーだったようで。これも、マリの天中殺のうちに終わったもので、なんとも言い難いながらも仕方なかったのかなあなんて思います。

(ちなみに、算命学って数ある占術の中でも本当に複雑な占術で、独学の素人である私の解釈は間違っていないかものすごく不安。真剣に算命学を学んでおられる方には申し訳ないぐらいのど素人ですので悪しからず……。)

そこで、今後のせくぞんちゃんについて考えると、聡ちゃんが戌亥天中殺なので、2018,19年にまたメンバーの天中殺がきます。
つまり、せくぞんちゃんが天中殺が全員かぶらなくなるのが、2020年2月~2024年2月。おそらく、この4年間が勝負なんだろうな、と。
2020年に東京オリンピック。これは、ジャニーさんが度々口にするように、おそらくジャニーズの若手を中心として、壮大な何かを考えているんだろうなあとはずっと感じていますが、この年に勝負できるせくぞんちゃん。強い。

ただ、天中殺だけが運勢を表すものでもなく、かといっていまいち運勢の読み方は難しい。
そこで、とうとう電子書籍で見つけた算命学の本にまで手を出しました。

基礎からわかる算命学の完全独習

基礎からわかる算命学の完全独習

  • 作者:有山 茜
  • 発売日: 2016/06/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

初心者でも勉強できるようにものすごく詳しく書かれている本なので、興味のある方は是非。
天中殺や主星などだけでなく、さまざまなことについてわかる本です。


その中で、天中殺ごとの運勢などを見ていくと、自分が考えていた以上に具体的に、なるほどこうなるのか、なんてものすごく納得したので一部抜粋していこうと思います。(本当は天中殺部分に限らず全部抜粋したいぐらいなのだけどそうすると引用でなく丸写しになってしまうので、見たい人は是非購入してくださればいいんじゃないかなって。算命学ジャニヲタさんがもっと増えてほしいだけです。


天中殺の隣に書いてある数字は、他力運のエネルギー。「0」が最低値で、「12」が最高値です。


  • 2016年と2017年の運勢について

辰巳天中殺(健人風磨勝利 (2016=8、2017=10)

2016年(申年)になってようやく運気が立ち直り、財運期に入っていきます。運勢的には、まだ最盛期ではありませんが、これから運気は上昇運にむかいます。
(中略)
そして実際にお金が入ってくるのが2017年(酉年)になります。この2年間でがっちりと財力をつかみましょう。


午未天中殺(マリウス (2016=7、2017=5)

2016年(申年)は、運気がぐーんと跳ね上がり「人生の変化期」を迎えます。つまり「生活環境の変化」です。職業、住居、人間関係に変化が起こります。しかし、この変化はマイナスではなくプラスの方向に変化するための準備ですから、変化することを怖がらないでください。
(中略)
2017年(酉年)は、生活環境が変わったことで、楽しく働けるようになります。自分の気持ちが明るくなっていくのがわかるはずです。


戌亥天中殺( (2016=6、2017=7)

2016年(申年)と2017年(酉年)は、戦いの年です。迷うことなく自分の道を進んでください。2017年(酉年)になると、迷いが出てきますから、進む方向性は2016年(申年)中に決めておくことが、幸運をつかむコツになります。


辰巳の3人を見ると、本当に、なってるなってる~~!!!って感じ。
せくぞんちゃん、5人でバランスが取れているとは言いつつも、グループの主力3人が同じ星を持っているということは、これにものすごく左右されやすいのだと思います。
ふまけんも言っていましたが、5周年から1~2年が勝負。聡マリはそれほど運気のいい時期ではありません。でも、上3人が上昇運であることによって、しっかり地盤固めをできる年になっているのかな、と感じます。

つづいてマリウスを見ると、「人間関係に変化が起こります」とあるように、やっと5人に戻れたことを表しているのかな、と思いますが、少しハッとしたのが、「変化することを怖がらないでください」という一言。マリウスがジョンのインタビューで、5人に戻った当初は少し気まずかった、と書いていたこと。それでも5人に戻れたことを前向きにとらえたマリウス。マリウスの受け止め方についてまで、なんだか如実に表れているような運勢に、そしてこれを前向きにとらえることは間違いではなかったということに、なんだか驚くような、納得するような。算命学って、こういうところがあります。すごい。

そして聡ちゃんは、やはりまだ、戦いの年ですね。けれど最近の聡ちゃんを見ていると、方向性は固まってきたのかな、と思うところが多いです。バラエティに出て、なんでもできるアイドルになりたい。そんな気持ちが伝わってきます。エイトさんを長年見てきた系関西人ジャニヲタとしては、聡ちゃん頑張ってるけどまだまだだな~~と思う部分はたくさんあるのですが、聡ちゃんの方向性は間違っていないかなと思うし、これがお茶の間に伝わったら、愛されるアイドルになるだろうなという予感はビシビシしています。「進む方向性は2016年中に」。たぶん、大丈夫だろうな、と思えるし、聡ちゃんのその方向性はメンバーみんなが把握しているということも大きい。まだ踏ん張りどころの年ですが、周囲の助けがあれば、頑張れるのではないかなと思います。


  • 2018年と2019年の運勢について

辰巳天中殺(健人風磨勝利 (2018=12、2019=10)

2018年(戌年)は、社会的地位が上がったり、人気が出るという現象が現われます。
(中略)
2019年(亥年)は人脈運が最高の年です。非常によい人間関係が広がっていきます。


午未天中殺(マリウス (2018=2、2019=1)

2018年(戌年)になると、急に運気が落ち込み、体調に変化が現われてきます。とくに健康運が落ちます。
(中略)
この2年間は、試練の年。変化期の一時的な現象で、飛躍するためには越えなければならないハードルです。


戌亥天中殺( (2018=0、2019=0)

2018年(戌年)と2019年(亥年)は天中殺の年です。別名「試練運」と言われるように、この2年間は試練の多い年になります。
(中略)
いくつもの試練を乗り越えることで、少しずつ魂が洗われて人間として成長する人ですから、労を惜しまず、人助けには積極的に参加するようにしましょう。


マリが成人するまでの2年間。聡ちゃんが天中殺に入る2年間。このとき、辰巳天中殺である上3人の運勢、実は最高潮です。めちゃくちゃいい時期です。
誰かがつらいときは、誰かが引っ張りあげる。そんなグループなのかなあ。
これまでの諸先輩方を考えると、このままいけば、グループの引っ張り役であるふまけんしょりは、おそらくこのあたりでドラマとかお茶の間に知られそうなお仕事をそれなりにもらえて、着実に知名度を伸ばしていく時期かなあなんて思います。ここで人気が出てくる、人脈が広がる、なんて、本当に東京オリンピックメインなんとかみたいな何かがもらえそうじゃないか、なんて思ってしまいます。

これに対してマリウス。2019年、天中殺ではないまでも、危険時期です。今までのジャニーズ史上で言えばちょっと不安だなと思うのが成人直前の飲酒騒動ですが、お母さまが元芸能人のマリウスに限って、それだけはないかなあとも思います。他にも、このころに高校を卒業するマリウスが、仕事をいっぱい入れてしまって体調を崩さないか、という危惧はありますが、近くに辰巳で絶好調の3人がいること。それは、マリウスにとって試練を乗り越える糧になるのではないかなあ。

そして聡ちゃん。天中殺です。マリウス以上に試練の年です。デビューして7,8年。ジャニーズのグループでこの時期は、メンバー内実力差に一番悩むということを確かに聞くなあと思います。エイトさんで言うと、マルちゃんが、そんな時期がありました。他グループさんはそれほど詳しくないけれど、どのグループもそういうことを抱えていたことがあるというのをちらちら耳にしたりはします。
ただここで聡ちゃんにとって逆に救いとなるかもしれないなと思うのは、このとき既に聡ちゃんは、「メンバー内格差」について経験済みだということ。ふまけんしょりの3人が最高潮の運気のとき、それでも聡ちゃんがしっかり前向きに試練を乗り越えていけるとしたら、それはたくさん「人間として成長」できる期間なのかなと思います。天中殺だけど、なんだか安心できそうな聡ちゃん。かっこいいぞ。


  • 2020年と2021年の運勢について

辰巳天中殺(健人風磨勝利 (2020=6、2021=1)

2020年(子年)は、ものの考え方が変わる「思考の変化」の年です。「自分の生き方は、これでいいのか」と、疑問を持つ年になります。
(中略)
2021年(丑年)は、危険な落とし穴の年になります。何か新しいことを始めたくなる年だからです。丑年になると冒険心が湧いてくるのが、辰巳天中殺の人の特徴です。最初の1~2年はうまくいきますが、長続きしません。たとえば、あてにしていた協力者が途中で消えてしまうということが起こりやすいのです。どうしても始めるなら、信用できる相手で、しかも運勢の強い人と組むといいでしょう。


午未天中殺(マリウス (2020=8、2021=4)

2020年(子年)は、自分の仕事が周囲に認められ、あなたの存在価値が高く評価される年になります。もちろん運気もぐんぐん上昇していきます。
(中略)
芸能関係や作家は、ぱっと人気が出る年です。この現象はあなたの実力とは無関係な現象ですから、運をつかみすぎると次の年に苦しむことになります。
まさに2021年(丑年)は、前年につかみすぎた運をどう扱えばいいか思案する年です。
(中略)
運気は下がっていないのに、精神的に落ち込んで憂鬱になる年です。自信のない人は、断る勇気も必要になる年です。


戌亥天中殺( (2020=3、2021=6)

天中殺が明けたのに「躁」と「鬱」の状態が交互に出てくるような不安定な精神状態が続きます。しかし、運気は確実に上昇していますが、気分的には天中殺の余韻が残っている状態です。本来なら2020年(子年)に表れる現象は「財力運」です。この現象は、よく働いたから収入が増えるということではありません。予期していないことでお金が入ってくるということです。
(中略)
2021年(丑年)は、変身願望が強くなります。考え方の変化、生き方の変化を望むようになります。しかしここで、願望どおり変化することは必ずしもよいことではありません。というのは、戌亥天中殺の人は、人生の途中で生き方を変えると運が悪くなると言われているからです。本業は変えないで、趣味や夢でカバーしましょう。


おわかりでしょうか。この2年間、三者三様のようでいて、同じことを指している気がしてなりません。ここだけはそれぞれの運勢でなく、年ごとに見ましょう。

2020年、辰巳であるふまけんしょりにとっては、「思考の変化」の年。午未であるマリウスにとっては「存在価値が高く評価される年」。戌亥である聡ちゃんにとっては、「財力運」の年。何か大きい仕事、待っていそうな気が……しません?あるとするなら、このあたりで24時間テレビなんかこないかな~~なんて思います。デビューして9年。おそらくこの年に結成されているグループ2020を引き連れて……。ありそう~~。24時間テレビじゃないにしても、何か、大きな、でも地道というより幸運でやってきた仕事が、訪れそうな年だなと思います。2020年。ありそう~~~。

そして2021年。辰巳であるふまけんしょりが、「何か新しいことを始めたくなる年」。午未であるマリウスが、「前年につかみすぎた運をどう扱えばいいか思案する年」。戌亥である聡ちゃんが、「変身願望が強く」なる年。どう考えても2020年で何か大きい仕事をやり遂げたせくぞんちゃんが、10周年を機にみんなでちょっと新しいことに挑戦し始める年だ~~!!!!しかもそれが、「危険な落とし穴」であり、「運気は下がっていないのに、精神的に落ち込んで憂鬱になる年」であり、「人生の途中で生き方を変えると運が悪くなる」なんて言われると本当に、ここ、ここですよ関係者の方!!!せくぞんちゃん10周年、決して新しいことをさせてはいけませんよ!!!!!!地道に地道に今までやってきたことを大事にして、今までついてきたファンに感謝の気持ちをこめて、全国ツアーとかやるのがいいんですからね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

なんて。こんな運勢が出ていたら叫びたくもなるってもんです。
10周年。大きな年です。大事な年です。何か新しいこと、始めたくなりそうです。
でも、そんな大きな年だからこそしっかりファンを大事にするグループであってほしい。
区切りの年って、だいたいどのメディアも騒いでくれます。音楽番組やら雑誌やら、色んなところでお祝いもしてくれます。でもね、そんな年だからこそ、「ファンのみんなに会いたい」。そう言ってライブをしてくれることが本当に何より嬉しいことも、知っています。いつもファンを見て、ファンを大事にしてくれるせくぞんちゃんなら、ちゃんとそこに辿り着ける。そう信じたいところです。


  • 2022年と2023年の運勢について

辰巳天中殺(健人風磨勝利 (2022=6、2023=7)

2022年(寅年)は、非常に活力のある年になります。丑年で落ち込んだ後だけに、ぐーんと跳ね上がって運気が回復したように見えますが、この運気は2年間だけです。
2022年(寅年)と2023年(卯年)の2年間は、体力が勝負の年になりますから、エネルギー全開で目一杯働きましょう。


午未天中殺(マリウス (2022=12、2023=12)

2022年(寅年)は、悩んだりしていられないくらい忙しい年です。運気が急激に上昇して、財運と名誉運が一度にやってきます。
2022年(寅年)と2023年(卯年)の2年間は、思いがけない幸運がやってくる年になりますから、何か目標がある人、夢を実現させるために準備している人は、この時期に合わせて実行するといいでしょう。12年間の中で一番他力運が強い年になりますから、積極的にチャレンジしてください。


戌亥天中殺( (2022=10、2023=12)

2022年(寅年)は、いろいろなことが「しっかり根付いていく年」です。
(中略)
今までの努力が周囲の人に認められる年でもあります。
そして2023年(卯年)は、人間の輪が広がり交際費が多くなりますが、この時期の出費は、自己投資につながりますからケチらないことです。これはただの散財ではありません。ここで投資したものは、やがて大輪の花を咲かせることになるでしょう。


ここも、年毎に運勢を見るのが、正しいような気がします。
2022年。辰巳であるふまけんしょりにとって、「非常に活力のある年」。午未であるマリにとって、「運気が急激に上昇して、財運と名誉運が一度にやって」くる年。戌亥である聡ちゃんにとって、「しっかり根付いていく年」。10周年を乗り越えて、おそらくSexy Zoneが国民的アイドルとして、認知され始めることとなる年。この年を担うのは、マリウスでしょうか。せくぞんちゃんの知名度が上がれば、マリウスの人気が出てくるのは必然以外の何物でもない。そして聡ちゃんも、「しっかり根付いていく」。これほどうれしいことはないな、というのがこの年かと思います。

そして2023年。辰巳の3人にとっては、「体力が勝負の年」。午未であるマリにとって、「思いがけない幸運がやってくる年」。戌亥である聡ちゃんにとって、「やがて大輪の花を咲かせる」ために「人間の輪」を広げる年。仕事、いっぱいやってくると思います。特に聡マリの2人にとって、卯年は他力運12。最高の年です。2018~19年にかけて、おそらくふまけんしょりの3人の知名度が先に上がることになると思います。それが、下の2人も追い付いてくる年。そんな年になるんじゃないでしょうか。

おそらく、せくぞんちゃんが「テッペン」取れるとしたら、この2年間のことなのだと思います。デビューからちょうど、一回り(12年)。巡って戻ってきた、最高の運気です。そう、Sexy Zoneは、この5人にとって本当に最高の最高の運気の年に、デビューしたんです。
ああ、なんだろうな。せくぞんちゃんは、本当に何か、「持ってる」グループなのだなとずっと確信に近い何かがあるのですが、それが運命としてこう、証明されると、なんだかふっと笑みがこぼれてしまうような。なんだか、この奇跡に出会えたことを、とても嬉しく思ってしまうような。




このあとの運勢は、詳しく書かなくてもいいかなという気がしています。

他力運エネルギーだけ記しておくと、
 2024年(辰年)は、健人風磨勝利(辰巳)=0、マリウス(午未)=10、聡(戌亥)=12
 2025年(巳年)は、健人風磨勝利(辰巳)=0、マリウス(午未)=6 、聡(戌亥)=12
 2026年(午年)は、健人風磨勝利(辰巳)=3、マリウス(午未)=0 、聡(戌亥)=2
 2027年(未年)は、健人風磨勝利(辰巳)=4、マリウス(午未)=0 、聡(戌亥)=1

つまり、5人中3人もが天中殺となる辰巳年、聡ちゃんは最高の2年間であり、マリの運勢も悪くはありません。これまでに力をつけた聡マリが3人を引っ張ることができれば、大丈夫なのだろうと思います。
そして、一回り前はメンバー入れ替え制なんてものが登場した暗黒時代の午未年、本当に誰も運気がよくありません。15周年、きっとしんどい時期がやってくると思います。それでも、一度力をつけたこの5人が、また今度も何かに負けるなんて、ちょっと思えない。他力運が低いことは、一概に悪いとも言い切れない。それは、「他人の手を借りられない」だけなんです。15年、きっと今と同じようにファンを大事にしているだろうせくぞんちゃんなら、次の午未は乗り越えられる。そんな気がしています。


運勢というのは、定めです。もとから、そう決まっているものでしかないのかもしれない。
けれど、それを活かすも殺すも、本人次第です。いい運期だからといって、それに逆らうような行動をとれば、幸運を取りこぼしてしまうかもしれない。けれど、悪い運期であっても、着実に道を歩けば、いつか大輪の花を咲かせることもある。「売れている」人、「成功している」人は、それが上手い人達なのだろうと思います。そして、それを上手く使ってくれる人に出会う人達。
せくぞんちゃんは、デビュー直後に辰巳午未がくるという不遇の時代を過ごしました。でも、その間にきっとたくさんのものを培った。そしていま、明るい道を踏み出そうとしている。
きっと、この運勢を活かすことのできる人達なんだろうなと、そう信じています。

風磨と健人

ちょうどせくぞんちゃんが5周年を迎えるあたりから、ものすごーくまた、ブームが来ています。
それもこれも近所の図書館にせくぞんちゃん5人が表紙のMyojoさんが置いてあったせいです。おかげです。ありがとう図書館。ありがとうMyojoさん。

もともとせくぞんちゃんを好きになったきっかけもふまけんシンメなのですが、この5年、いや入所してから8年と半年、いっぱい成長したなあと思うところが多々あって、そっと個人的ふまけん観を書き連ねていましたが、自分用にまとめておきたいなあというのがあったので、ひさびさにこのブログを活用することに思い至りました。

あくまで私見。私の妄想、に近いのかも。記憶違いも、たくさんあるかもしれない。
でも、なんだかんだで、ふまけんをふんわりとでも認識してきたのは長いなあと思うのです。がっつり追いかけてる期間が短いからこそ、見えているものもあると思うから。いま、このとき、私の感じているふまけんを、どこかに記しておきたいのです。



ふまけんをちゃんと好きになったのってデビューしてからだし、ちゃんと追っかけることができていたのはほんとにごく短い期間で、あとはなんとかぎりぎり情報うわべだけ漁ってる状態です。こと、この2年半は、私自身が忙しいことと金欠だったこととBSが映らない地域に住んでいたせいで、少クラすら見れず、CDもほとんど買わず、ライブなんかはもってのほか、という状態でした。

それでも最初の最初、存在を知って可愛いなあと思ったのはほんとまだ岬くんと3人だったB.I.Shadowのころのこと。

あのころ、B.I.Shadowはただの「ドラマでモブ生徒として一緒になっただけの3人」だった。健人も風磨も新人で、先輩の岬くんに引っ張っていってもらってる感じ。せくぞんちゃんがデビューしたころの下三人より、もっと経験が浅かった。
それが、気付けば北斗が加わって、お兄ちゃんに、先輩になった。風磨より健人の方がお兄ちゃん感があったように思う。風磨は健人より、友達ができた感があったかな。そして同時期に、岬くんはジャニーズ事務所から、いなくなった。

エイトさんのついでにただくまなく雑誌を読んでただけの私は、Jrはやっぱりころころメンバーが入れ替わるんだなあという印象で。岬くんがいつ辞めたのかもいまいち把握できていないような。
そんな中、北斗と3人のころのB.I.Shadowは、ちゃんとアイドル誌の記事を読んだ覚えがある。全員がシュッとした顔立ち。きれいな顔。なのに、そのとき抱いた印象は、「3人とも、みんな顔が似てるなあ、個性が見えないからこの子達はこれでデビューはないんだろうなあ」と、そう思ってた。

それが一気に目が覚めるように引き付けられたのが、中山優馬w/B.I.Shadowという、「デビュー」。
正直、絶対売れないと思った。
その頃私は、関西の子ということで、Hey! Say! 7westだった優馬くんの方を応援していた。優馬くんは、当時まだNEWSとエイトさんを掛け持ちしていた亮ちゃんのように、という触れこみで、それが余計に、優馬くん以外のメンバーが初期のNEWSのようにいろんな問題を抱え込んでしまうように思えて不憫だった。
それに、グループ名が、あまりにもあまりで。「ジャニーズ史上初のフルネーム入りグループ名」。それに割を食ったのは、with、というおまけ扱いの若い子供が4人。「デビュー」という言葉が先行して、ああこの子達は一生「脇役」なんだな、と思った。

それに、新たに入った髙地はともかく、元のB.I.Shadow3人は顔がよく似ていたし、優馬くんの陰に隠れてデビューというのはほんとに可哀想で。
そのころのインタビュー記事に載っていた特技は、健人がボイパ、風磨がラップ、北斗も空手という武闘派で。可愛らしい見た目に反して男くさいような特技を言ったのを見て、この子たちはKATーTUNを目指すのかな、なんて印象だけが軽く残った。

あのころのふまけんはまだそんな、個性の目立たない、2人だった。

その後優馬くんはw/B.I.Shadowじゃなくて、NYCとして活動するようになって。気づけば、中山優馬w/B.I.Shadowのことも、NYCboysのことも、「なかったこと」にされてしまった。
私はそれを見て、ファンじゃないながらも安堵を覚えていた。一人だけ特別扱いでその他がおざなりのグループより、いくら掛け持ちが多くて3人のグループでも、対等のグループのほうが優馬くんにとってはいいだろうと思ったから。
B.I.Shadowの4人についても、ああ「脇役」じゃなくなったんだね、よかったね、ぐらいに思ってた。
後で知った。全然よくなかった。
「デビュー」が大人の事情で「なかったこと」になったこと。あの4人にとって、とりわけ風磨と健人にとって、とても大きかったんだろうなあと今は思う。
NYCが3人になったころ。当時の映像を垣間見ると、もうすでにそのころ、健人は「キラキラ王子」で、風磨は「やんちゃ少年」だった。最年少でまだ少し幼い北斗と、入所したてで右も左もわからない髙地を横に、それまではただ可愛くてきれいな顔をしていた似た者同士のように見えた風磨と健人が、「ふまけん」になったのは。目立たないと捨てられる、人気が出ないと捨てられる、そんな「大人の事情」を目の当たりにしたからだったのかもしれない。

ただ、これは想像だけど。このとき健人や風磨が少しホッとした部分もあったんじゃないのかなと思うのは、デビューが立ち消えになったことで、ちゃんとJrとして「主役」になれたこと。Jrの中でも、一度CDを出したこともあるB.I.Shadowは上位にいたように思う。4人のBI時代は、そうやって風磨や健人の自信になったんだろうし、その間に、ふまけんのあの負けん気とプロ意識が育まれたんだろうと思う。

そんな時期が、1年〜1年半ほど。4人の中では先輩だったふまけん。ずっと同じグループで、ずっとシンメのふまけん。個性を出すようになって、ラブホリ王子とやんちゃ坊主が、今度は自力でデビューを目指すようになった。あの時代はまだ、大人の事情なんかに負けないぞ、なんていうガッツと甘さがあったのかなと思う。
まだ子供だった。純粋だった。

そんな中でのSexy Zoneでの結成。そして、デビュー。
あのときは5人の中で圧倒的にふまけんだけが知名度があって、Jr歴もほぼないようなのが3人。そのくせ後輩が0番で、しかも太刀打ちできないような「特別カッコイイ」男前で。ふまけんが「大人の事情」にぶつかったのは思えばあれが2度目なのかな。

私は、名前ぐらいは把握していたけれど、ちゃんとせくぞんちゃんを知ったのは、デビュー1年足らずの頃。見たとき、何がどうとは言えないけれど、とにかく衝撃だった。今はバランス悪くても、必ずいつか売れるグループだと思った。そしてその中にかつてB.I.Shadowだった風磨と健人がいることを、はじめて知った。

Sexy Zoneを知れば知るほど感じたのは、「ちがう!」と全身全霊で表していた風磨。そして北斗や髙地のことを一切語らなくなった健人。かつてのBIファンも荒れていた。健人のファンも風磨のファンも、北斗のファンも髙地のファンも。
私にとっては、B.I.Shadowのデビューは現実的には厳しいだろうと感じていた。Sexy Zoneのほうが確実に売れると思った。そんな私でも、痛々しいから戻してあげてと思わずにはいられないほど。
無理やりにでも前を向いて後ろを封印した健人と、前に進めないままの風磨。それはデビューから、およそ1年半から2年ぐらい。ふまけんのスタンスが一番違った頃なのかなあと思う。
前を向かない風磨はグループを見据えていないように見えたし、後ろを向かない健人はそれまでを否定してるように見えた。あの頃は、それでも前を向いていた健人のほうが大人の対応に見えたけど、今思えば2人とも子供だったんだろうなあと思う。突然の大人の事情についていけなかったんだろうなあ。傷を見ないふりしてる子供だった。

それでも、デビューして仕事が増えて圧倒的に忙しい中、グループの中では圧倒的に先輩で。あとは経験不足の0番と、ただの子供が2人。何をするにもふまけんが引っ張る必要があって、でもそれは殆ど健人が担っていて、いつもどこか張り詰めていたように思う。そして風磨は、かつてKAT-TUNを追いかけていたころに仁くんに感じていた何かを、いつも漂わせていた。

幸か不幸か、それが崩れたのが、格差戦法の始まったころ。そう、風磨が腹をくくり始めたように見えたのは。
ワンセクのころ(12.11月)のころはまだ不安に見えたものが、リアセクのころ(13.5月)にはなんとなくそれがなくなって、Duバイのころ(13.10月)にはもうとっくに大丈夫になっていたように思う。

「大人の事情」に翻弄される、3回目。健人とは少しグループに対するスタンスが違ったにしても、このグループすら壊れるともうどこにも戻れないことはわかっていたはずで。だから。焦ったのかなあ、「グループのために」、風磨がそう口にし始めたのが、多分そのころ。
もしかしたら、それは格差戦法とは関係なかったのかもしれない。たくさんの、変化があった年だと思う。北斗と髙地がJrでそれぞれの道を歩み始めたからだったのかもしれないし、風磨の受験が終わって大学に進学したからかもしれない。ファーストアルバムを出すことで、何か一区切りあったのかも。いろんな、ファンの知らない変化があったのかもしれない。でもそのころの風磨は、それまでのように、見ていて不安になることが少なくなった。風磨の転機に思えた。

でも、どうなんだろうなあ。また訪れた変わり目は、格差戦法が始まってから、1年ぐらいだったのかな。
最初のころ、格差戦法に必死で抵抗してたふまけんが、抵抗しても暖簾に腕押しだったのかもしれない。どれだけ抵抗しても受け入れられない「大人の事情」をそれまでにも経験してたからかもしれない。多分それは、とうとう3人体制に突入した、男never(14.10月)のあたりから。
「今はそれぞれに頑張る時期だから」。
今度は2人が、口を揃えてそう言っていたように思う。
ふまけんが、傷から目を背けていたのがデビューして1年半〜2年ぐらい。1年半頃から格差戦法が無視出来なくなって風磨が前を向いて。抵抗しはじめて1年ぐらいで諦めて。
2016年の、健人が衝撃の8.25と称するあの日まで、2年間「口をきいていなかった」というふまけん。

正直なところ、この頃のことを私はほぼ知らない。時間もお金もなくてほとんどせくぞんちゃんを追えていなかった。でも、たまに読む雑誌で、コンサートのレポで、見かけた言葉。
「今はそれぞれに頑張る時期だから」。
その言葉は、ふまけんが5人を諦めない証だったのかなと思っていた。いつか5人に戻るために頑張っているのかなと。でもどこか、安心するはずなのに痛々しかった。
本当のその言葉の意味は、諦めない証だったのではなく、諦めたことから目を逸らしていた証だったのかもしれない。ずっと辛かったんだろうなあと、いまは感じる。
辛いとき、ふまけんはお互いから目を逸らすんだね。

辛いときにお互いを見てしまったら、心の内を打ち明けてしまったら、もっと辛くなるからなのかもしれない。デビューしたてのころに傷の塞ぎ方が真逆だったからかもしれない。この2年間、ふまけんが「口をきいていなかった」ことこそが、2人の抱える傷の大きさを表しているようで。
「ビジネスシンメ」。そんな言葉は似合わない2人だと思っていたのに、そんな真逆の認識が当然のものとなってしまうような、2年…いやそれは多分、5年弱。

風磨が、「メンバーのソロコンには行かない」と断言していたという2015年。
風磨が、健人との関係を「このままじゃだめだ」と思い始めて起こった8.25。
その間には、格差戦法の終わりという、それがやっぱり大きかったのかなあなんて思う。
もう傷を見ないふりしなくていい。グループのために、前を向いて頑張れる。
風磨は不器用なんだな。ほんとに。

ふまけんの「雪解け」は、起こるべくして起こったのかなと思います。きっかけが、8.25だっただけで。
きっと、何も問題がなければふまけんは多分ずっとふまけんなんだろうなと思う。でも、何か問題があってふまけんが近くにいないときって全部風磨のせいなのかなあとも。

健人はいつも受け身ですよね。1人っ子だからかな。風磨に拒否されるのが怖いのかな。自己防衛の一種なんだろうな。
「菊池」だなんて呼び始めたのも自己防衛の一貫なのかな、なんて。
かつて、風磨が「中島」なんて呼び出したのは、ただ背伸びしたいお年頃だったんだろうなと思うのだけど、健人が「菊池」と呼び始めたのはほんと、少々当てつけに思えてしまう。
いや、口を利かなくなって1年、もしかしたら、話のきっかけにでもしたかっただけかもしれないし、ほんとに、世間の人に「菊池」という、そうありふれてはいないその苗字を広めたかっただけかもしれない。最初は「聡」と呼んでいた聡ちゃんを、気づけば「松島」と呼ぶことが多くなったのと同じように。
でも、あまりにも健人の「菊池」呼びには違和感を覚えてしまって。ちょっぴり、当てつけの気持ちもあったんだろうなあなんて、やっぱり思ったりします。

こうやって過去を振り返ると、8.25以来の今のふまけんは、やっとある意味で一つの完成形に辿り着いたんだと思う。ふまけんがちゃんと「ふまけん」でいるための「仲間」はきっと今後5人から変化することはなく。それを障害するものも、きっとない。
かつての、まだ何も知らなかったころの、風磨と健人にはもう戻れないのかもしれない。でもきっと、こうしてたくさんの壁を乗り越えてきた2人こそが、「ふまけん」だから。
もちろん今後も、風磨と健人がぶつかる壁はきっとたくさんあって、大変な出来事がたくさんあって。それでも、Sexy Zoneが5人のせくぞんちゃんである限り、ふまけんは今後もずっと「ふまけん」なんだろうなと。
そして今後は、この完成形の「ふまけん」を、どんどん変化させていくんだろうなあと。

そんな2人を、そして5人を想像すると、とてもとても、楽しみです。

相生の関係

さっきの記事は5人全体についてを見ていったので、今度は個々の関係についても見ていこうと思います。


まず、せっかく名前がぱーぷるわんこだし、ぱーぷるの風磨とわんこの健人からまず見ていきますね(笑)

健人と風磨を見て、あれ?と思ったんですが、この二人、じんかめにすごーくよく似ています。
さすが、じんかめの再来と呼ばれただけあるなあ…と思って見比べていたんですが。
まず、健人の日干支「戊戌」は、カメちゃんの日干支と同じなんですね。
カメちゃんの日干支と仁くんの日干支「己亥」は隣合せの準律音(じゅんりっちん)と呼ばれ、すごく似ている相性なんですが、健人と風磨の「丁酉」も、準律音ではないけれど、隣合せです。
天中殺というのは、60干支を10ごとに区切ったものなので、隣合せは同じ天中殺になりやすいんですが、この4人、全員辰巳天中殺です。
一方、主星から見てみると、風磨の「龍高星」は仁くんと同じ。
似るなというほうが無茶だろ〜というぐらい、重なる部分が多いな、と思います。
ちなみに、仁くんは健人の憧れの人の一人ですが、健人が事務所に入った原因の山田くんも主星は龍高星です。健人、龍高星に憧れる傾向でもあるのかしら(笑)

一方、じんかめとふまけんでは大きく違う点があります。
じんかめは隣合せの準律音だけど、ふまけんは準律音じゃない隣合せ、と書きました。
これは、60干支が、2つずつの組合せになっていることから説明できるんですね(ちなみに昨日はここの理解ができておらず、ふまけんも準律音じゃん!とか思って先走りましたw)。
つまり、「戊戌」と「己亥」だと、戊(つちのえ)も己(つちのと)も土の気を持ちます。だから、気の共通するお隣さんを準律音と呼ぶんですね。ちなみに、まったく同じだと律音といいます。健人とカメちゃんは律音の関係なわけです。
余談ですが、安倍晴明創始の、陰陽道でいうところの納音占いというものがありまして、私は昔そっちにもハマったことがあるんですが、この納音占いは、律音と準律音を一緒にして、30通りの運勢を見ます。動物占いのもとになったものですね。
そして、用語がややこしいんですが、算命学でいうところの納音とは意味が違うようで、算命学では、60干支で一番遠いもの、「戊戌(干支番号35)」だと「戊辰(干支番号5)」が納音の関係になります。

話がだいぶ逸れましたが、律音や準律音は、性質として、同じとして一括りにされるぐらい、すごくよく似てるんですね。だから、相手のことをよく理解できます。でも、一方が主役のときは、もう一方は代役になってしまう、という関係にもなってしまいます。似すぎている、というのが良くも悪くもなる関係なんですね。
健人と風磨も隣合せではあるので、似てはいると思います。ただ、日干の持つ気が違うので、比和(気が同じ)ではなくて、むしろ相生の関係になります。
具体的には、火生土なので、丁(火−)の風磨が、戊(土+)の健人を生かす、という関係になります。
じゃあ、風磨が一方的に健人を生かすのかと思えば、これは主星を見ればむしろ逆なんです。
風磨の主星は龍高星(水+)、健人の主星は牽牛星(金−)なので、金生水。健人が風磨を生かすことになるんですね。
しかも、どちらも陰の気が陽の気を生かす関係なので、相手が輝く場所をしっかり生かしてあげる、という関係かと思います。
昔はただただよく似てる、と言われていた二人が、お互いに合わせてキャラを濃くしていって、今みたいにまったく真逆のような関係になったのも、相手の輝きを尊重していける二人だからかなあと思います。


さて、そんな、さすがバディなふまけんですが、風磨とマリウスは、日干と主星が同じです。
日干支として見ると違うので、風磨ほど健人に近くはないですが、健人とマリも、やっぱり日干主星が相生同士の関係になっている、ということです。
グループを組む前から、健人がマリをすごく可愛がっていたのは、何か思うところがあったのかもしれないなあ。
グループの最年長と最年少が、こうやって相生の関係にあることで、もっと伸びていけるのではないかと思います。
そして、日干と主星が同じということは、風磨とマリウスはよく似ています。
2人の日干、丁は陰の火。ろうそくです。2人の主星、龍高星は陽の水。何度も言うように、海ですね。火と水という相反する気が共存するので、自分の中で意見が食い違って、気分屋に見えることもあるかもしれないけれど、そんなところも、風磨とマリは理解し合えるんじゃないかなあと思います。


そして、命式を見比べると、もう一つ気になるのが、健人と勝利。
並べてみます。

健人 1994.3.13 辰巳天中殺
戊 丁 甲  ―― 車騎 天庫
戌 卯 戌  調舒 牽牛 調舒
辛 乙 辛  天庫 玉堂 天恍

勝利 1996.10.30 辰巳天中殺
庚 戊 丙  ―― 車騎 天極
子 戌 子  調舒 龍高 調舒
癸 戊 癸  天極 龍高 天堂

健人の日干支は「戊戌」ですが、勝利の月干支も戊戌です。
つまり、勝利の命式の中に、健人がいる、ということです。
日干支は自分を、月干支は家系や兄弟を表すので、健人は勝利の中に入り込みやすいし、勝利は健人に入り込まれても何の違和感もない、ということになるそうです。
それにこの2人、人体図(右にある陽占のこと)も、車騎(中上)と調舒(右中、左中)が重なっているのがわかります。
中列の上は、目上の人や親を、右列の真ん中は、友人や同僚を、左列の真ん中は、家族を表します。
それが3つかぶっている、ということは、考え方がよく似ている、ということになります。

それに、ふまけんやマリけんと同じく、勝利と健人は相生の関係にもあります。
健人の日干は戊(土+)、勝利の日干は庚(金+)、土生金。ということで、健人が勝利を生かしています。
健人の主星は牽牛星(金−)、勝利の主星は龍高星(水+)、金生水。ということで、健人が勝利を生かしています。
風磨やマリとは違うのは、健人が陰から陽から、一方的に勝利を生かしているわけですね。
勝利にとって、健人はもうひたすら居心地のいい相手なのではないかなと思います。
自分の中に健人がいるわけですから、何の違和感もないし、自分をすごく生かしてくれる。人体図も重なるところが多く、天中殺も同じで、考え方がよく似ている。
ふまけんやマリけんが持ちつ持たれつの関係だったとしたなら、勝利と健人は、お互いわかり合えて、居心地がよくて、でも健人が勝利を甘やかしている関係なのかなあと思います。


さて、勝利は健人に生かされるばっかりでしたが(笑)、ふまけんやマリけんと同じく、互いに相生の関係にあるのが、勝利と聡ちゃんです。
勝利の日干は庚(金+)、聡ちゃんの日干は癸(水−)なので、金生水。勝利が聡ちゃんを生かす関係です。
逆に、主星で見ると、勝利は龍高星(水+)、聡ちゃんは石門星(木−)今度は聡ちゃんが勝利を生かす関係です。
ふまけんやマリけんと違うのは、勝利が聡ちゃんを生かすときは、生かすほうが陽、生かされるほうが陰ということですね。聡ちゃんは勝利を押し上げるのに対して、勝利は聡ちゃんを引っ張り上げる、という違いなのかなと理解しています。
そして、さっきの記事で、勝利はすごくすごく動乱の星のもとに生まれていると言いましたが、聡ちゃんは、せくぞんちゃんの中では、おそらく一番動乱の要素は少ないと思います。濁星が4つあるぐらいかな。
日干主星ともに陽の気を持つ勝利に対して、どちらも陰の気を持つ聡ちゃん、というところが、一番わかりやすいかなと思います。
勝利が筆頭となって暴れまくるメンバーを、そっと受け止めて昇華するのが聡ちゃんなのかなあと。

そして、算命学には、人体図から導かれる身体エネルギーというものがあるんですが、これは、陽占の右上、右下、左下に表れる、「天◯」という十二大従星に、1から12までエネルギーが割り振られていて、そこから算出します。
その合計から、身弱(12以下)身中(24以下)身強(36以下)と分類します(数字の分け方は諸派あるみたいですが、三等分が一番わかりやすいのでこれにしてます)
せくぞんちゃんは、健人=17、風磨=16、勝利=12、聡=26、マリ=15になります。
つまり、身中3人に対して、勝利が唯一身弱、聡ちゃんが唯一身強です。
身弱、身強といっても、強弱にいい悪いはありません。
身体エネルギーが似ているほうが、一緒にいて過ごしやすい関係になるようです。
ただ、身強は行動的な生活を、身弱は安定的な生活を送るといい、とされています。要は、身強のほうがタフ、ってことですね。
あれ?おーい勝利!と言いたくなる(笑)
あんなにあんなに動乱の星を持っているのに、身弱な勝利!大丈夫かな、と心配になります。
でも、そんな勝利も、身強の聡ちゃんが傍にいてくれれば。大丈夫じゃないかな〜ちょっとはマシになるんじゃないかな〜と、そう思います。
身弱、といっても身弱すぎる、というほどでもないし、壮年期だけで見ると、身体エネルギー8で身中の天堂の時期なので、成人したら、無理しすぎなければ大丈夫かなとは思うんですが。
暴れまくるけど、あんまりタフじゃない勝利を、そっとみんなを支える位置にいる聡ちゃんがフォローする、そんな関係なのかなと思います。
ほんと、勝利という0番がちゃんと0番やっていけてるのは、聡ちゃんがいるからなんだなあと思います(笑)

ただ、やっぱり聡ちゃん、普通ジャナイ星ばっかり持って生まれた勝利には勝てない部分というのも多いとは思うんですね。
でも、身体エネルギーが強いということは、心身ともに強いということ。そして、日干で見ると、勝利が聡ちゃんを生かす関係になっているということ。
つまり、高みにいる勝利に対しても、めげることなく、それを糧にして、ちゃんと前に伸びていける子だと思います。
結成時には、どこから持ってきた!?と思うほど、ちっちゃくて田舎のおさるさんだった彼が、今はあんなにかっこよくイケメンボーイになってますが、やっぱり聡ちゃんがいなけりゃうまく収まらなかっただろうし、聡ちゃんだから、ただ収めるだけじゃなくて、次に繋げていけるんじゃないかなと。
やっぱり、爺の直観は侮れないんだなあと思います。
せくぞんちゃんを見たときにビビッときた、あの感覚が、爺にもあったんだろうな。
爺の感じた運命で結ばれたグループで、宿命に逆らわずに活躍してる諸先輩方は、やっぱり売れてます。
努力があって、ご縁があって、運もあっての「数字」だけれど、宿命に逆らわずに、利用できるところをうまく乗っかって売り出していくのが一番の方法だと思います。


だから、えらい大人たち!聡ちゃんを勝利から引き離すと、勝利がダメになっちゃうよ〜。
5人でいないとみんなバラバラになっちゃうよ〜。
ということで、早く聡ちゃんとマリウスを、元の位置に戻してあげてください。
そういう運命なんだもの。
待ってます。

5人でいることのバランス

さて、昨日ついったで考えていたことをまとめておこうかと思います。そちらでは準律音についての理解が間違っていたことにあとで気づきました(笑)


昨日せくぞんちゃんの命式については書きましたが、やっぱり目立つのは、上3人がそろって辰巳天中殺だということかなあと思います。
天中殺というのは大殺界みたいなもの、と書きましたが、決して悪いことばっかりではなくて(細木さんのはおどろおどろしく誇張しているだけのよう)「地に足がつかない」状態になる期間、という意味合いのようです。十干十二支といいますが、空間を十干、時間を十二支で表すと、2つ余るわけですね。その余った2つの時間が天中殺ということになるようです。
だから、天中殺の間に悪いことばっかりが起こるわけではなくて、夢のようにいいことが起こることもあります。ただ、地に足がついていない状態なので、天中殺の間に始めたことは、天中殺が終わると終わってしまうというか、長続きしないものなんですね。

これをせくぞんちゃんについて見ると、
せくぞんちゃんのデビューは2011年。卯年です。
そしてその直後、2012,13年と辰年巳年がくるわけですね。つまり、健人風磨勝利が天中殺でした。
今年2014年と、来年2015年は午年未年ということで、マリが現在天中殺です。
ということは、2011年を逃すと次は2016年まで誰かが天中殺がかぶっているという状態だったわけで、この5人のデビューということを考えると、2011年の11月というのは最後のタイミングだったのかなあと思います。
ただ、デビュー直後に、センターの勝利と唯一経験があったふまけんの3人が一気に天中殺に入るんですよね。出だしでこけたのはそういうことかなあと思ったりします。ただ、デビュー直後は本当に新しいことばっかりだったはずで。あまりガッと新しいことを始めすぎても身につかない可能性が高いので、地道にやっていたのは悪いことではないんじゃないかなと思います。
そして2014年2月(旧暦で数えます)に上3人の天中殺があけるわけですが、ここでセクチャンがはじまるんですよね。午年に入ってるので入れ替わりにマリが天中殺に入るわけですが、バラエティということも考えると、上3人が天中殺のときに新しいことを始めなくてよかったな、とか思ったりします(笑)
新しいことを始めるのに不向きな天中殺なので、3人の天中殺中に始めた格差戦法、マリの天中殺中に始めたメンバー入れ替え制はやっぱり続かないんじゃないかなあ…と思います。思いたい、というのが大きいので、多分いいようには解釈してますが。

あと、全体を見ていると、Sexy Zoneというグループは、本当に海外に向けて作られたグループなんだなあということをすごく感じます。
その中でも特に勝利は、本当に動乱の星をたくさん持って生まれてきているようで。
ひとつひとつ書いていきます。

まず、5人のうち3人が主星に持ち、聡ちゃんも主星以外に2つ持つ「龍高星」ですが、これは陽の水の気を表します。
陽の水は海を表します。転じて海外志向の人が多いそう。
龍高星を主星に持つ人は、自分の感情に素直、意志が強い人が多いんだとか。常に新たなものを追い求める星です。

龍高星を2つ持っているけれど、主星ではない聡ちゃんは、日干が癸、陰の水の気です。やっぱり水なのね。

唯一水の気を持っていない健人は、風磨や勝利と同様に辰巳天中殺です。辰巳天中殺は、動乱に才能を発揮し、平和なときでも自ら波乱を作り上げる。龍高星などの水の気がなくて海外志向の強い人は辰巳天中殺の人が多いそうですね。

動乱、という意味では、陽占に表れる5つの十大主星のうち、濁星が多いかどうかでも判断されるんですが、十大主星のうち、濁星は半分しかありません。
にもかかわらず、センターの勝利さん、5つ全てが濁星です。恐ろしい男だ…。
濁星と純星のどちらが多いかで判断されるので、濁星4つの聡ちゃん、濁星3つの健人は濁星、純星が3つの風磨とマリは純星となります。

濁星3人純星2人というところにも表れているかと思うんですが、せくぞんちゃんですごいなと思うのは、これだけ動乱の星が多く、重なる部分が多いくせに…というか、バランスはすごくとれているということです。

辰巳天中殺が3人もいることから、この3人だけだとどっか行っちゃいそうな自由な星を持っているんですが、それと対になるのが聡ちゃんの戌亥天中殺。辰巳天中殺と戌亥天中殺は、それほど相性がいい、というわけではないようですが、その理由は、辰巳天中殺が伸びるのを、戌亥天中殺が留めてしまうから。でも、むしろ伸びすぎる辰巳天中殺3人に対して、戌亥天中殺の聡ちゃんがちょっと引き留めるぐらいがちょうどいいのではないかなあと思います。
そして、辰巳天中殺が是非とも出会いたい、というのがマリの午未天中殺だそうで。
辰巳天中殺っていうのは、起伏の激しい変わった才能を持つ人なんですね。でも、激しすぎることがある。それを安定させてくれるのが、午未天中殺です。
方向で表すと、辰巳天中殺は天上、戌亥天中殺は中央、午未天中殺は南です。
激しすぎる辰巳天中殺の3人を、聡ちゃんとマリが、違う方向か引っ張って、全体として安定させている、という印象をすごく受けました。

バランスという点では、陰陽五行からも考えます。木火土金水という五行がそろっているほどバランスがいいし、陰陽が拮抗しているほうが、バランスとしてはいいんですね。
これをせくぞんちゃんの日干と主星で見てみますと、
健人 戊(土+) 牽牛星(金−) 
風磨 丁(火−) 龍高星(水+)
勝利 庚(金+) 龍高星(水+)
聡  癸(水−) 石門星(木−)
マリ 丁(火−) 龍高星(水+)
こうなります。
日干のほうは、火土金水が揃っていて、陰3陽2の割合ですね。
主星のほうは、木水金の3つで、陰2陽3の割合です。
日干も主星も陰陽がきれいに拮抗していて、日干と主星を合わせると、五行全てが揃います。
その中でも、健人風磨マリの3人は日干と主星の陰陽が逆なのに、勝利だけが陽のみ、聡ちゃんだけが陰のみ、というところも、なんだか『らしい』なあと思います。

センターでいるために生まれたような勝利と、それを囲む5人のバランス。
やっぱりせくぞんちゃんは5人でいるのが一番だなあと、つくづく思います。

次は個々の関係についても見ていきたいな〜!

Sexy Zoneの命式

今日はTwitterで算命学から見たせくぞんちゃんのことをつらつら書いてたんだけど、その前に前提として5人の命式を書いておこうと思います。
算命学かじり始めたばっかりの、しかも独学の素人なので、間違いもあるかもしれないけれど、自己満足のメモのつもりで。

5人の詳しい命式は下に書いておきますが、左を陰占、右を陽占といいます。
重要なのは、陰占では左上(日干)とその下(日支)を合わせた日干支、陽占では中央(主星)。それに日干から導かれる天中殺(大殺界みたいなもの)。
ほかの部分もいろんな意味を持っているんですが、だいたいこの3つが重要視されるようなのでそれぞれ最初に特記しておきます。

健人 戊戌 牽牛星 辰巳天中殺
風磨 丁酉 龍高星 辰巳天中殺
勝利 庚子 龍高星 辰巳天中殺
聡  癸酉 石門星 戌亥天中殺
マリ 丁亥 龍高星 午未天中殺

健人 1994.3.13 辰巳天中殺
戊 丁 甲  ―― 車騎 天庫
戌 卯 戌  調舒 牽牛 調舒
辛 乙 辛  天庫 玉堂 天恍

風磨 1995.3.7 辰巳天中殺
丁 己 乙  ―― 龍高 天報
酉 卯 亥  禄存 龍高 玉堂
辛 乙 甲  天貴 鳳閣 天胡

勝利 1996.10.30 辰巳天中殺
庚 戊 丙  ―― 車騎 天極
子 戌 子  調舒 龍高 調舒
癸 戊 癸  天極 龍高 天堂

聡 1997.11.27 戌亥天中殺
癸 辛 丁  ―― 禄存 天南
酉 亥 丑  龍高 石門 車騎
辛 壬 己  天胡 龍高 天将

マリ 2000.3.30 午未天中殺
丁 己 庚  ―― 司禄 天堂
亥 卯 辰  牽牛 龍高 調舒
壬 乙 戊  天報 鳳閣 天胡

ぱーぷるわんこはじめました

ジャニーズ、ときどきイケメン俳優さんたちやらドラマやら、の感想などをぐだぐだつづる自己満アカウントです。

関西の無限大なお兄さんたちと、薔薇色でせくしーな子供たちをそっと応援しています。
紫で戌年生まれな八重歯ちゃんと、紫色と戌年生まれの二人が好きなので、紫と戌年を合わせてぱーぷるわんこ。単純。

お兄さんたちの最年長と、子供たちの最年少のちょうどど真ん中ぐらいの年齢なので、年下目線だったり大人目線だったり、のらりくらりと日々生きています。

最近算命学にもちょっとハマっているので、メモ書き程度にも使えたらいいな。

ラブホリック考察

(2020/11/22に、別の過去ブログにこの日付で書いてたものを見つけて、懐かしくて引っ張り出してきた記事のため、このブログの初回記事より古いですがご了承ください。)

 

 

 

中島健人は、確かに元から、中島健人である要素は持っている少年だったと思う。

けれど、中島健人中島健人になったのは、やっぱり、菊池風磨のせいではないかと私は思っています。

 

いつ、どの雑誌だったのか忘れましたが、まだ風磨があどけなさを存分に残していた頃、健人はそれでも、風磨がかっこいいのが好きだから、というような意味合いの言葉を漏らしていたような記憶があります。曖昧ですけど。


健人が、アイドルである自分とそうでない自分をきちんと分けて表現できる人間であることは、きっとジュニアになった当初からそうだったんだと思う。

ただ、それはあくまでジュニアとして一般的と呼べるレベルで、今ほどぶっ飛んでたわけではなくて。

それが、方向性を定めたのは、やはり風磨のせいだと思っています。

順を追っていきましょう。

 

風磨も健人も、元々良くも悪くも「自分が自分が」となりがちな子だったとは自分達で語っていますが、それが一番最初に現れたのは、健人自身も語っているように、風磨だけが出演した…プレゾンだったかな?そのときだと思います。

同期がどんどん舞台に呼ばれていくこと、それが悔しかったと、健人は度々語っていますが、そう感じられるぐらいには、初めからジュニアの仕事に対して気概があった健人。

その中でもやっぱり、オーディションの日、お互いに意識していたと、そう言う二人のつながりは、大きかったんじゃないかと思います。


ジュニアになってすぐの年、プレゾンとサマリーを終えたすぐ後に、健人は風磨と、少し先輩である岬くんと一緒にドラマに出演し、グループを結成します。ドラマに出演したということもありますが、何よりも、ジャンプというデビュー組の先輩と間近で関わることで、以前からの憧れがより明確に、そしてアイドルという仕事がどういうものなのかを、健人も風磨も、ジュニアの中ではとても早い段階で理解したのだと思います。

健人が早くから、アイドルである自分とそうでない自分をきちんと分けて表現できていたのは、憧れの先輩であり同世代である彼らとナマで触れ合う機会が、それだけ早くに訪れていたからではないかと思っています。

でも、まだこの頃は、自分の売り方、というものはまだわかっていなかったと思う。アイドルというものに対して、あくまで漠然とした理想を抱いていた。


そんなとき、北斗が入ってくるんですね。

今までは、明確に後輩と接することがなかった一人っ子の健人が、しっかりし始めるきっかけであり、ここから一年間の、大きな波の始まりだったと思います。


まず、岬くんがいなくなった。

岬くんがジュニアを辞めたこと自体が、傷になっているとまでは思いません。実際、いま、健人と風磨を観に、コンサートに来てくれるぐらいに、それは穏やかな別れだったのかもしれません。

ただ、隣にいる人がいきなりいなくなることへの諦め、自分達の存在する位置の危うさというものを知るようになったのはこの頃かなと思っています。

その中で、風磨という存在は、健人にとって、唯一の確かな存在だったのかもしれない。

変動するジュニア界の中で、信頼できる相手、いつまでも一緒にいてくれる相手なんて探すのは至難の業で、ただ、健人の隣には、いつも風磨がいた。

入った当初から、いつも意識していた風磨は、自分の隣から離れては行かなかった。離されることもなかった。

それは、健人にとって、大きな意味を持っていたんじゃないかと思います。


岬くんがいなくなって、本当にすぐに、高地が入ってくるんですよね。

そして、中山優馬w/B.I.shadowでの、デビュー。

ここからは、怒涛の毎日だったんだと思います。ずっと推されていたとはいえ、まだまだ入りたてと呼べるぐらいのジュニアが、いきなり露出も増えて、仕事に追われて。


その中で、自分達のキャラがしっかりしていないことに、誰もが気付いたと思う。

NYCは覚えてもらえるけど、BIのことは覚えてもらえない。よく似てる、という言葉が、いい意味だけで使われるわけではないことにも、きっとみんなが気付いた。

自分の得意分野を意識するようになったのも、ここからだと思う。

それまでも、自分のキャラ設定というものは、ある程度しようとはしていたのは見て取れる気がするんですが、キャラと呼べるようなものではあまりなくて。まだまだ、ぬるかったんでしょうね。

でも、デビュー組となったからには、そんなままではいられなかった。


その必要に駆られたとき、キャラ設定に一番苦労していたのは、健人だったんだろうなと思っています。

その当時風磨は14歳。まだまだあどけなさを残している中学生で、ファンの中でも、かわいいキャラとして通っていた。その反面、面白い、お笑いキャラとしても確立させようとしていた風磨。

一番年下で、弟キャラで通っている北斗。高地は、一番後輩の割にマイペースで、不思議な高地キャラ。

グループの中心は、あくまで優馬くんで。

一番のしっかり者、というポジションはあったと思うんですが、仕事面では、先輩の優馬くんに一歩も二歩も先をいかれていて。

自分の得意分野は何だろう、ということを一番考えたのも、この時期なんだろうなと思います。

そんで、スタッフさんに、ライブでの挨拶について、「周りと同じことを言っていても意味がない」と言われるんですよね。そこから、甘い台詞を言い始めた、と本人は語っていました。

周りと違うこと、と考えて、自分とすり合わせた結果だったんでしょうね。

このときのスタッフさんがどんな人なのかは知りませんが、確実に、今の中島健人を作り上げた一因だろうなと思います。


ただ、少し不思議なのは、ここで甘い言葉方面に行ったのかなということで。

正直その当時、ファンと接する健人がどんな健人だったのか、私はほとんど知りませんし、覚えてません。ただ、俯瞰で、ある程度人物把握できる、という程度の状態だった私の認識としては、そのときグループの中で、空いているポジションというのは、オラオラ系だったんじゃないかなと思っていました。

かっこいいけどツンデレ、王道アイドルの優馬くん。末っ子キャラで、まだまだ甘えんぼだった北斗。かわいいけど面白い、笑いもとれる風磨。一番の後輩だけどいつでもマイペース、高地。

当時からなのかは知りませんが、一時赤西仁を尊敬する先輩に挙げていた健人なら、どっちかというとヤンチャ系にいってもよかったんじゃないかなと思うんです。

まあ、健人がいいとこの坊ちゃんなのは公然の事実だと思うので、自分にそっちは無理だと感じた結果かもしれませんが、昔の雑誌を掘り返して、好きなファッションとか見ると、いや、いけるんじゃないか、と思ったりします。

奇しくも、同期には樹。実際、優しい兄ちゃんで動物大好きな田中聖という人間が、オラオラ系でいっているのを見ている健人が、なぜ、分かりやすくキャラ立ちするヤンチャ系ではなく、抜け穴をくぐるようにしてしか成立しない王子様キャラでいったのかなと考えると。

やっぱり内心、ずっと一緒にやってきた風磨が、かっこいい系、オラオラ系が好きだということを、健人はいち早く察していたんじゃないかなあと思います。


入りたての頃は、まだまだ純粋だった風磨。でも、中学からずっと男子校特有のそれで、だいぶオトコノコらしくなったと思います。

その変化を、一番如実に見ていたのは、隣にいた健人だったろうと思うんですね。

そして、デビューした以上、シンメは似ているよりも、対照的であるべきかもしれないと、気付き始めていた。

風磨が、自分の変化に気付くよりも早く、健人はそれに気付いていたんじゃないかなと、思います。


でもまあ、中島健人にとってもっと重要なのは、それから後なんですよね。

バレーボールが終われば、NYCboysは解散。あとは、優馬w/BIとして、5人でやっていくはずだった。

ただ、デビューシングルの売り上げは伸びず、デビューしたのに、人気もそこそこで。大人の思惑通りにいかなかった。

健人は続けてドラマに出してもらってはいましたけど、特にほかに目立った活動はなくて。宙ぶらりんのまま迎えた3月。

まるで、BIのデビューがなかったかのように、NYCとして、デビューしてしまった優馬くんを見て。どう思っただろうなと、考えると、やるせなくなります。

ジュニアに入ったばかりだった北斗や高地は、まだデビューという言葉に翻弄されていたところもあるだろうとは思いますが、健人と風磨は、デビューの重みを受け止められるぐらいには経験があって、でも早すぎるデビューに、必死でついていこうとしていて。なのに、いきなりまた、ジュニアに戻ることになって。デビューと言われたユニットは、期間限定だったことにされて。

大人の事情をひたすらに押し付けられた、健人がまだ、15、6の頃です。

メンバーの中ではまだ経験があるほうでも、仕方ないと受け止めるには、まだまだ早すぎた。

それに、健人はきっと、純粋で、まじめすぎた。性格から考えても、状況から考えても、このとき一番傷付いたのは、健人ではないかと、そう思う。


それでも、4人になったBIの中で、健人が引っ張っていくしかなかったんだろうと思います。

自分より先輩はもういない。同期で相方の風磨は、一つ年下。

でも、このときに、グレたり拗ねたりせずに、アイドルを続ける覚悟を決めた中島健人は、本当に強い人だと思う。

たぶん、いっぱい傷付いて、傷だらけになっても、なんてことないような顔でい続けた。だって、それがアイドルだから。

アイドルに憧れた健人だからこそ、アイドルに求められてるものを、よく理解してる。切ないほどに、完璧なアイドルであることを求める。

それをきっと、風磨は痛いほど分かったんだろうなと思います。

健人が傷付いて、護ろうとしてくれているものの中に、自分も入っているということも。

 

だからこそ、風磨は、中島健人の相方になることを選んだ。

対等な関係でいられるように。

中島健人が、夢の世界の王子様を目指すなら、菊池風磨は、現実世界の生身の男を目指した。

似ているだけのシンメではない、対照的なシンメであることを選んだ。

健人が疲れたときに、支えてあげられるような、頼ってもらえるような関係でいられるように。

健人もそれに気付いて、風磨と、より「対」でいられるようになっていった。

もちろん、年の近いユニットですから、同じ経験を積んでいくにつれ、北斗も高地も、健人にとって、風磨にとって、頼れる存在にはなっていったと思う。

4人に「なってしまった」のではなく、4人でいることに意味を見出そうとして、もう一度、今度は自分達だけでデビューできるように。


目標を明確に定めた人は、強い。

BIは、4人で完成形だった。完成形になってしまった。

だから、たぶん。今はもうこれ以上がないことも、大人には伝わってしまった。

 

そんなとき。

佐藤勝利、という一人の少年が、ジュニアに入ってきます。

天性の、アイドルだった。

たぶん本当に、稀に見る逸材ですよね、佐藤勝利というアイドルは。


健人は、経験の多さからか、相変わらずドラマにも何度も出ていて、人気も知名度もあって。

風磨は、歌が上手くて、二人のシンメは、仁亀の再来かと言われるぐらい。

勝利に遅れてジュニアで活動するようになったマリウスは、血筋のせいか、顔もよければプロ根性もあって、健人とも仲がいい。

同時期、ジュニアに入った松島聡は、人懐っこくて気配り屋で、歌もダンスも上手い。


大人が、セクシーゾーンというグループを、作ろうとした理由は、よく分かる。

勝利を中心に、5人でいることのバランス。圧倒的な顔面偏差値。

結成したばかりにも関わらず、分かりやすいキャラ付け。

これで売れないわけがない、と大人は考えたでしょうね。

健人と風磨自身が望んでいた、B.I.shadowでのデビューよりも、はるかに。


ここで、大人がマリウスと聡ちゃんを選んだ理由というのも、よく分かります。

どれだけ顔がよくても、「似ている」グループは売れないということ。それを、前回のデビューで学んだんだと思います。

売り出すのに、まず、勝利がセンター。健人と風磨のシンメは外せない。とすると、この三人、顔の系統が似てるんですね。

よく見ればそんなに似てないんですけど、ともすれば、よく似た顔のグループ、になりかねない。

名前も、3人とも、名字2文字に名前2文字。

そこで、マリウスという異端を入れる。ドイツの血で、顔も名前も浮くんですよね。

それなら、世界的に売り出すグループ、という方向性にしてしまって。

外国人という候補は何人かいたと思いますが、できれば勝利と同じグループで、年齢は若いほうがいい。

でも、未成年の不祥事が続いている事務所としては、不祥事は起こさないように。マリウスはお母さんが宝塚。小さい頃から宝塚に入りたかった、というマリウスは、大丈夫だろうから。

そして、そのマリウスに、シンメになる相手。

きっと、勝利とマリウスと同じジャパハイからの選抜、だったと思うんですけど。

上3人に、できるだけ似ていなくて、マリウスとも対照的な顔。

シンメの具合とグループの年齢的には、勝利より年下で、マリウスより年上がいい。

派手か地味かでいうなら、地味なほう。性格的にも、グループをバラバラにさせずに繋いでいけるような。

低い声で歌えるのは風磨がいるから、高い声で、歌がうまいほうがいい。

マリウスがドイツなら、それに対応するのは、東京などの首都圏でない、出身地。


すでに出来上がっていたふまけんシンメと、天性のアイドル佐藤勝利に合わせて、マリウスと、聡ちゃん。

完璧な5人なんですよね。本当に。


大人の力の入れようは、すごかったと思う。

実際、ジャニオタでない層まで取り込むほどの人気が出てきたんだから、間違いはない。


風磨も健人も、受け入れるしかなかった。

2年前より、大人の思惑が理解できるほどに大人になっていたし、仕方ないと諦められるようにもなっていた。

数多くいるジュニアの中で、自分達が選ばれたことに対する、責任感もあったと思う。

下3人はまだまだ経験も浅くて、上2人が面倒を見るしかない。

もちろん、BIの4人がよかったなんて、口が裂けても言えない。

「デビューは、一生に一度しかないこと」、会見でそう言った健人。

どんな思いで言ったのか、推し量ることしかできないけれど。

Sexy Zone、5人でやっていく覚悟の言葉だったんだろうと思う。


そこからやっぱり、また変わったんだろうなと思います。

セクゾンとして、もう引き返さないことを決意した健人と風磨は、自分のキャラ立てを、よりはっきりさせるようになったと思う。

明らかに自分より後輩である勝利が、0番。

勝利を知ってしまえば、きっとそれは納得するしかなくて、どれだけ努力しても敵わない才能があることも分かって。

でも、先輩として、まだまだ下3人に憧れられる自分たちでいるために。


「まだ敬語でいてほしい」「まだくん付けでいてほしい」、そんな風磨と健人の思いとは裏腹に、下3人はぐいぐいと距離を縮めてきますが(笑)

きっと、「先輩」でいられるように、風磨も健人も努力してるんだろうなと思います。


セクゾンになってから、本当に休む間もなく、仕事をしている印象があります。

バレーボールのサポーターだけでなく、ライブもやって、サマリーもやって、CDもDVDも出して、5人で出演するレギュラー番組も、ラジオの仕事もあって。

本当は、それこそがデビュー、なんでしょうけど。

風磨も健人も、前との違いは感じただろうなと思います。

だからこそ余計に、事務所の推しだけでなく、本人たちにも、グループとしての自覚が出てきた。

 

そんな矢先の、聡マリ格差問題。

正直、これについては、大人の思惑が、全く分かりません。

ただ、大人が本当に何かを売る気でいたという前提で、希望的観測も俯瞰的意見も込めた上で、私の推測を述べるならば。

聡ちゃんファン層の増加、が一番の目的だったのかな、と思います。


セクゾンは5人が一番綺麗な形。それは、何がどうあろうと変わりません。

ただ、その中で、聡ちゃんだけが浮いている、そう評されることがあったのも事実です。

万人受けする顔では、決してないと思います。

実際にナマで見ると、その、何なのかな、オーラか。聡ちゃんイッケメン!と叫びたくなるほど男前なんですが、彼の魅力は、動いていないとあまり分からないような気もします。

特に、セクシーゾーンという、顔面偏差値おかしい人たちの中にあっては余計に。

マリウスは天使、勝利は二次元、ふまけんも、ジャニーズの中にあっても上位クラスのお顔です。

それに、知名度も。

勝利はセンター、マリウスはドイツ人で最年少。健人はドラマによく出てますし、風磨もジュニア歴が長い分だけ、ファンがついてます。

聡ちゃんは、ジュニア歴が一番短く、目立つ特徴が、あまりない。

歌は上手いけれど、メインボーカルなわけではないし、ダンスの上手さは、みんな同じ動きをしていれば分からない。料理が得意でも、披露する場所がない。

最初はふまけんが突出していたファン層も、勝利とマリウスにはぐんぐん担当がついていった。

それでも、CDやDVDやライブの売り上げが伸びているなら、まだよかったと思うんですね。

けれど、大人達が期待しているほどには、人気が伸びなかった。世間の求めるアイドルは、やっぱり嵐が大きくて、最近では関ジャニ∞が勢力を伸ばし、若い世代はキスマイに取られる。


なら、今、セクシーゾーンがやらなければいけないのは、ファン層の固定化、だったんじゃないかなと思います。

ふまけんでファンになった人は、BIが復活することを望んでいる人が多くて、グループのファンとは言いがたい。新しくファンになった人も、自分の担当を好きになったわけで、5人にこだわる人は、少ない。

ヒントはキスマイにあったと思います。3人と4人で格差をつけることで、逆に、7人にこだわる人が増えるようになった。なら、セクゾンもそうしてしまえば、5人であることにこだわるかもしれない。

ちょうど、勝利が高校生になって、義務教育2人と、高校生以上の3人。

デビューシングルのときから、バックに出ていたジュニアたち。

 

セクボとして売り出すことで、ジュニアのファン層をセクゾンに取り込むこと。

聡マリをセットにすることで、聡ちゃんのファン層=マリウスのファン層、とファンに刷り込むこと。

格差問題をあからさまにすることで、聡ちゃんに注目を集めること。

セクゾンが5人であることに、こだわらせること。

それに、上2人、下3人の分け方は、どうにも、BIを思い出させてしまっていたから。それを、払拭するということ。


もし、事務所の思惑が、上3人を売り出すことでも、聡マリをジュニアに戻すことでも、ジュニアを売り出すことでもなくて、そんな思惑だったとするなら。

正直、成功だろうと思います。

そのやり方は、本人たちをどれだけ傷つけたか、分からないけれど。

 

そして。そのことについて、ファンが尋ねると、悲しそうな顔をして、何も言わなかった、健人。

セクボとして呼ばれて行きそうになった聡ちゃんを、止めた健人。

自分達は3人じゃなくて5人だと、言えなくても伝えてきた。

ファンの困惑と、悲しみとをモロに受け止めて、大人の思惑に、翻弄されて。

一度、大人の事情に飲み込まれてしまった健人と風磨は、それを受け入れるしかないことを分かっていて。

そんな売り出し方に、賛成とか反対とか、言える立場にないことも分かっていて。

でも、自分達は5人だと、だからこそ余計に、強く思うようになった。


結成当初は、風磨も健人も、自分達は2人で、子供3人の面倒を押し付けられた、という感覚だったんだと思う。

でも今は、少し違う。大人が2人と思っているところはどうやら変わらないようだけど、子供3人のことを、自分達が護ってやらなければいけないと。

距離をとった「まだ先輩でいたい」という気持ちから、親心としての「まだ先輩でいたい」になっているような。分かりにくいかな。


まあ、健人にいたっては、4人のことを護らなければいけない、と考えているようで。

BI時代の、自分が風磨を護る立場、という感覚は、今でも抜けていないのかもしれないけれど、風磨はきっと、自分は健人と一緒に、護る側の立場だと思っていると思う。

まだまだ、風磨は同世代ジュニアとばっかり遊んでいて、遊び足りないのに結婚してしまった若者みたいだけど(笑)

5人が5人とも、そしてそのファンも、5人が5人でいることに、意味を見出すようになったんじゃないかなと思います。


セクゾンも、ようやくファンクラブができて。

ファンの心配をよそに、ちゃんと5人のファンクラブ。

でも、これでやっと、5人でいられるということ、セクシーゾーンは無くならないという、確証が持てた。

それを一番実感して、ほっとしているのは、他ならぬ、健人だと思う。


事務所に入って、たった5年。その間に、普通のジャニーズでは経験しないほど、いろんな経験をしてきた。

その経験が生み出したのが、中島健人という人間であり、キャラクターだと思う。


そして、中島健人の隣には、いつだって、菊池風磨という、「唯一無二のバディ」が、いて。


たぶん、今後も、目が離せない、シンメでいるんだと思う。


ああ、だから、ふまけんにはまってしまうんだなあ。